3年前から今の場所に住んでいますが、裏山の森林の散歩コースに、「早く間伐して手入れした方がいいのに」と気になっていた区画がありました。そこに数日前に将来木のマーキングがされていました😊。自分の森ではありませんが、持ち主が誰かわかりませんが、嬉しくなりました。
しかも立地条件を配慮した選木がされていました。おそらく40年くらい前にトウヒとモミを植林してできた林です。でも選択されている将来木(写真中に+でマーキング)は、モミとトウヒの間から天然で生えてきて育ったと思われるサクラとミズナラ。南斜面で土は乾燥していて日射も風当たりも強いので、根が浅いトウヒには全く向かない場所(風害にあったり、水不足で弱ってキクイムシに食べられる)、モミの木にとっても表土が少なく、標高的に気温も若干高めであまり向かない。一方自然に生えてきたサクラやミズナラは、まさにこの場所の適樹。
自然はあるべき方向性を示してくれます。人間は、自然をしっかり観察して、「自然と共に」ちょっとした手助け、方向づけをすればいいのです。選ばれたサクラやミズナラの樹冠スペースを直接邪魔しているトウヒやモミの木が切り出されます。