木々の「言葉」が人間を癒す

森の樹木たちは、揮発性オイルというフェロモンを使って、自分の仲間の樹木や他の植物、昆虫などと密な交信をしています。このフェロモンの信号は樹木の「言葉」。木はメッセージに合わせて様々なフェロモン単語(=炭素化合物のバリエーション)を持っています。一つの森で200単語くらい、世界中の森林合わせると2000単語くらいあります。人や地域によって多様な方言や言語がある人間世界と同じ様に。

そして、その木々が話す多様な言葉(=多様な揮発性オイル)が、人間の心身の健康に優れた効用があることが、ここ30年あまりの、日本をはじめとした「森林浴」の医学的研究によって解明されてきています。木々が発する言葉やメロディが人間を癒す。まるでおとぎ話の世界のようですが、科学的な事実になりつつあります。

投稿者: Noriaki Ikeda

日独森林環境コンサルタント 南西ドイツを拠点に、地域創生に関わる様々なテーマで、日独の「架け橋」として仕事をしています。 ・ドイツ視察セミナー ・日独プロジェクトサポート ・日独異文化マネージメントトレーニング

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