フライブルクに革新的な木造高層住宅が!

地域FSC材、木造パネル構法、8階建。1階を除いて、エレベーターシャフトも階段室も、コンクリートを使わない、オール木構造。

1階にはスーパーと幼稚園が入り、2階以上は30世帯分の賃貸住宅。建主は、私もよく知っている、これまで数々の朽ちかけた古建築を経済的に社会福祉住宅や文化施設へアップビルディングしてきたW.スッター氏の不動産運営会社。施工は、シュヴァルツヴァルトの工務店Bruno Kaiser社。

図面や写真が紹介されているWeissenrieder設計事務所のウェブサイトをリンクします。

https://www.architekt-weissenrieder.de/projekte/wohn-und-geschaftshaus-bugginger-strasse-freiburg/

避難空間もオール木というのは前例がないので、消防関係など許可申請で調整に時間がかかったようですが、現場立ち上げは1週間。入居は、今年夏頃になるそうです。
建設場所は、1960〜70年代にできた社会福祉住宅の地区ワインガルテンの真ん中。ここにコンクリート建築とさほど変わらない値段で経済的な木造高層建築ができたこと、社会的な賃貸住宅として運営されていくことは、大きな意味があると思います。これから視察に来られる方々を案内したい物件です。

投稿者: Noriaki Ikeda

日独森林環境コンサルタント 南西ドイツを拠点に、地域創生に関わる様々なテーマで、日独の「架け橋」として仕事をしています。 ・ドイツ視察セミナー ・日独プロジェクトサポート ・日独異文化マネージメントトレーニング

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